御所市議会 > 2018-12-13 >
12月13日-16号

  • "南満"(/)
ツイート シェア
  1. 御所市議会 2018-12-13
    12月13日-16号


    取得元: 御所市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    平成30年 12月 定例会       平成30年御所市議会12月定例会会議録(第16号)---------------------------------------平成30年12月13日(木曜日)午前10時00分開議---------------------------------------議事日程第2号 平成30年12月13日(木曜日)開議宣告---------------------------------------日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程に同じ---------------------------------------出席議員(13名)         1番  齋藤 聡        2番  中谷文雄         3番  川本雅樹        4番  山田秀士         5番  生川真也        6番  池田靖幸         7番  武藤公介        8番  南  満         9番  川田大介       10番  杉本延博        11番  松浦正一       12番  小松久展        13番  安川 勝---------------------------------------欠席議員        なし---------------------------------------説明のための出席者    市長        東川 裕   副市長       北岡一郎    教育長       秋元直樹   理事        上中健児    総務部長      奥田公夫   総務部参事     境内陽之介    企画部長      森川 剛   市民安全部長    野尻 修    福祉部長      坂本 泉   環境建設部長    崎山富藏    環境建設部参事   琴原照雄   教育委員会事務局長 桑原信治    水道局長      岡本一行   総務課長      中尾健治---------------------------------------事務局職員出席者    事務局長      榊 芳弘   事務局次長     木下嘉敏    総務係長      嶋谷直美   速記者       久保田祐子---------------------------------------     午前10時00分開議 ○議長(小松久展) ただいまより12月定例会を再開いたします。--------------------------------------- ○議長(小松久展) これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(小松久展) 日程に入ります。 本日の日程は一般質問となっておりますので、通告順により1番、齋藤 聡君の発言を許します。1番、齋藤 聡君。     〔1番齋藤議員登壇〕 ◆1番(齋藤聡) おはようございます。1番、齋藤 聡でございます。議長の許しを得ましたので、さきに通告しておりました点についてご質問いたします。 理事者の皆様方と建設的な議論をしたいと思います。よろしくお願いいたします。 お尋ねするのは、市内で増加している太陽光発電施設、とりわけ野立て式の太陽光発電施設に関することでございます。日本の電力エネルギー政策上、再生可能エネルギーの普及が社会的に求められているのは周知のことでございます。そして、再生可能エネルギー全量固定価格買い取り制度、通称FIT以来、太陽光発電は大規模かつ急速に普及が進んでいます。また、太陽光発電の効率性や維持管理面から、建物の屋上よりも広い面積で野立て式により事業化される傾向が強まっております。そうした中、太陽光発電施設の設置行為自体を規制する法律がないことにより、全国で野立て式太陽光発電施設をめぐるトラブルが多数発生していると聞きます。 太陽光発電施設についての問題には幾つかの側面があります。1点目は、防災上の問題です。本年発生した西日本豪雨により、傾斜地に設置された太陽光発電所が土砂崩れにより崩落する事案がありました。傾斜地への設置は、平地に比べてリスクが高いと考えられます。そこでお尋ねいたします。御所市において、急傾斜地と思われる区域に太陽光発電施設が設置されているところは何カ所ほどございますでしょうか。 2点目は、景観保全の問題です。おびただしい数の、しかも無機質な印象を受ける太陽光パネルが並ぶ光景を美しくないと感じる人は少なくないでしょう。御所市には、葛城の道、巨勢の道、掖上の道などの観光資源があり、今後さらなる観光客の誘致に力を入れたいところです。ところで、奈良市では景観計画区域内において、地上に設置する太陽光発電パネル面積が1,000平方メートルを超える場合、大規模行為のデザインガイドラインや色彩基準に適合し、事前に届け出を行う必要があるとのことです。また、橿原市では、橿原市ソーラーシステム等の設置基準に関する要綱により、地上に設置する場合、パネルの色は光沢を抑えた黒色、濃紺色または濃灰色とすること、架台及び外枠の色は黒色を基調とすることなど、設置基準が設けられています。御所市でも、観光振興の観点から、太陽光発電事業者に対し景観保全のための設置基準を示す必要性を感じておられるでしょうか、お聞かせください。 3点目は、農地減少の問題です。農地転用には、農業委員会や県農業委員会による審査または許可が必要になりますが、現状では御所市内でも多くの農地が太陽光発電施設へと転用されているのが実情です。しかも、投資目的で土地所有権つき太陽光発電施設を購入した事業主が20年の売電期間終了後、使わなくなった設備を放置し、さらに土地の管理自体を放棄してしまう懸念もあります。農業の振興に力を入れていこうという御所市にとって、決して好ましい現状ではないと考えますが、見解をお聞かせください。 最後に、太陽光発電施設が近隣住民への説明がなくとも設置が可能である点も大きな問題です。その点では、県内宇陀市が、宇陀市生活環境と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例を制定し、事業主への事業の届け出制をとり、届け出前に、事業計画と近隣関係者に対する説明及び地域住民に対する周知の範囲及び方法についてあらかじめ市長協議すること、また事業主は、地域住民から事業に係る説明会の開催の要請があったときは、これに応じなければならない旨を定めています。御所市においても、太陽光発電施設設置届け出制の創設、事業実施に当たり、近隣関係者への事前説明の義務化などの対応が必要であると考えますが、市長のお考えをお聞かせください。 壇上での質問は以上でございます。答弁は自席で伺い、再質問も自席から行わせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 齋藤議員のご質問にお答えをいたします。数点、太陽光発電施設についての問題点の指摘がございました。 まず、防災上の問題です。本市においても、他の市町村同様、太陽光発電施設が多数設置され、運営されているかと思います。議員ご質問の、急傾斜地における当該施設の設置数においては、現時点では、残念ながら正確な数値を把握していないのが現状でございます。平地に比べ、設置リスクが高いとのご指摘は私自身も同じ考えを持っております。 次に、景観保全の問題ですが、本市の葛城の道、巨勢の道、掖上の道など、観光資源は多くの観光客に訪れていただきたい場所ですし、後世にその景観を保全していきたいという思いも、私も強く持っております。 農地減少の問題でございます。現在、御所市における農地の状況は、経営農地面積は、約1,100ヘクタール、耕作放棄地面積は約66ヘクタールとなっており、特に山間地に多くなっております。また、主な原因は、所有者、耕作者が死亡、高齢化等により耕作者がいなくなった、また、相続人が市外に在住しているなど、耕作における後継者がないことでございます。このような原因と、国のエネルギー対策の促進が重なり、ここ数年、太陽光発電設備設置用地として転用する傾向が多くなってきております。今後、営農、住環境、景観にとっても問題発生のおそれがあるため、優良農地を守る対策として、認定農業者への利用集積、御所市地域農業再生協議会による農業者の耕作意欲を促す新制度の、農地中間管理機構の仲介による農業者への利用集積を進めているところでございます。今後、より一層、優良農地の確保に努めていきたいと考えております。 最後に、太陽光発電施設設置の届け出制、施設近隣関係者への事前説明等の義務化等の対応でございます。これは、当該施設に係る近隣住民とのトラブルを招かないためにも、1つの有用な方策であるというふうに考えております。いずれにしましても、当該施設は、日本の電力エネルギー政策上、再生可能エネルギーの普及といった観点から大きな役割を担っているものの、多くの問題点を抱えており、議員ご指摘のとおり、いろいろな方策等を検討すべきものというふうに考えております。今後、他の市町村の実例を研究しながら、当該施設の本市におけるあり方をしっかりと模索していきたいと考えております。私からは以上でございます。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) 市長からお答えをいただきました。ありがとうございます。 それでは、先ほど問題点指摘させていただきました点について再質問させていただきたいと思います。 まず、傾斜地への太陽光発電施設の設置の問題についてですけれども、これまで木々が根を張っている状態であった山林等を切り開いて太陽光発電施設を設置する場合、大雨などが原因となって地すべり、土砂崩れ等の危険を起こす、すなわちこの太陽光発電施設自体が新たな災害の発生源となるという可能性があるかと思うのですが、まず、この傾斜地に関しまして何点か法律があると思うんですけれども、その傾斜地の認定といいますか把握、それはどういった形でされているかお答えをお願いいたします。 ○議長(小松久展) 野尻市民安全部長。 ◎市民安全部長(野尻修) 市内の、土砂災害警戒区域につきましては約250ほどございます。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) 今、土砂災害警戒区域ということでお答えをいただいたんですけれども、こちら、土砂災害防止法によるものだと思うんですが、この土砂災害防止法というもの自体が、警戒避難体制の整備等、ソフト面の規制ということになると思います。ですので、この傾斜地等、極端なところに設置、そういったものが出てきたときに、それを国・県あるいは市町村で規制するような、そういう方策はございますでしょうか。 ○議長(小松久展) 野尻市民安全部長。 ◎市民安全部長(野尻修) 土砂災害警戒区域の中で、特に危険な区域、土砂災害特別警戒区域につきましては、施設の設置事業者に対する規制がございます。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) 先ほど、申しましたところで、この太陽光発電施設が新たな災害の発生源になると、そういった点でこの規制をかけるということに関しては、どちらかというと急傾斜地法、これに基づいて、急傾斜地崩壊危険区域、それから急傾斜地危険箇所、こういったところの認定という問題も出てくるかと思うんですが、そのあたりはいかがでしょう。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) 急傾斜地の指定を受けております部分につきましては、基本的に構造物等は設置できませんので、太陽光発電は急傾斜危険地については設置できないというふうに捉えております。ただ、緩い部分、最近起こっております部分につきまして、山間地の尾根の部分、そういったところには最近よくつくられておりますが、それには規制はかかっておりません。以上です。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。
    ◆1番(齋藤聡) ありがとうございます。まさにそのとおりだと思います。 急傾斜地の崩壊危険区域に関しては一定の規制がかかると、ただ、やはり急傾斜地と思われるところで、この危険区域になっていないところ、あるいはもう少し緩やかなところであっても、現状山林等であれば問題ないけれども、施設をつくることによって新たな発生源になると、これは、こういったものに対しては、全く今は規制をかけることができないような状態と捉えたらよろしいでしょうか。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) 議員おっしゃるとおりでございます。急傾斜危険地域、特に一傾斜地に対しまして、下のほうに民家、公共物、道路、交通関係の施設がある場合に指定されるものでございまして、そういうものがない場合、ただ大規模な場合にはかなり傾斜の下流のほうまで影響を及ぼすということが考えられますが、現時点での規制はございません。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) ありがとうございます。 まさにそこが問題だと考えておりまして、この防災の面から、やはり法整備自体が追いついてきていないというのが現状だと思います。それに関しまして、他の都道府県、他市町村といったところでは、自主的な規制というところがあります。ただ、やはりそれでも実効性というところでの問題点も指摘されております。ただやはり、ほうっておくわけにはいかないと思いますので、やはり国・県への要望、そして行き届かないところに関しましては、この防災という面からもこの市町村でできることはないかと、これは考えていかなければならないなと思っております。また、後ほどまとめて市長にお聞かせいただきたいと思います。 もう一点、防災というか安全管理の部分に関してなんですけれども、この設備のほう、太陽光パネル等の設備に関して、全てが全て完璧な施工というわけではないかと思います。そういった点で、問題が他地域で発生した、あるいはそういった太陽光パネルが台風とか強風によって飛んでしまうような、そういった事例があったときに、この市町村単位で、例えばその施設内への立入検査であったりとか、あるいは指導、勧告、そういった措置をとることが今現状で可能かどうかお答えをお願いいたします。 ○議長(小松久展) 野尻市民安全部長。 ◎市民安全部長(野尻修) 立入検査の部分のご質問をいただきました。立ち入りについては、他市の事例を見てみますと、条例、規則、要綱、ガイドライン、さまざまな面で協力を求めるというふうな形になろうかと思います。先ほどご指摘のように、設置を避けるべき危険区域にしても協力を求めると、ただその中では罰則がなかなか設けにくいので、実効性を伴いにくいんですけれども、協力を求めながら、対応をしてもらえない場合は勧告をするとかいうふうな手だてを検討していくべきかなというふうに考えております。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) 今お答えいただきましたとおり、やはり今の法整備上、現行法ではなかなか立入検査とかそういったところが難しいと考えます。また、この市内、どこにどういった設備があるのかとか、施設があるのかとかそういったところが届け出制等もない状態では、把握すること自体が難しいのではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(小松久展) 野尻市民安全部長。 ◎市民安全部長(野尻修) そうですね。ガイドラインとか、規則、要綱、条例等を設置することにより把握は可能になろうかなというふうに思います。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) まず、その届け出制等のほうの有効性というのは、今のお答えによっても、今後早急に考えていただきたいというふうに思っております。 続きまして、景観の保全に関してなんですけれども、御所市内に、金剛生駒紀泉国定公園というような指定を受けていると、そういった地域で景観の保全について、一定の太陽光発電の規制を行うような、そんなことは可能と考えておられるでしょうか。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) 景観保全区域内の太陽光パネルの設置につきましては、県のほうで届け出制度がありまして、そちらのほうで一応審査されると、御所市を一応、経由はしますが、基本的なやつは県の届け出制度というものを利用して件数を把握しておるという状況でございます。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) ありがとうございます。私も、その今申しました金剛生駒紀泉国定公園、ここの第2種または第3種特別地域という形で当たると思うんですが、工作物の新築、改築、増築の許可基準というところは確認させてもらいました。そちらでこの太陽光発電施設に関する、特に土地に定着するものに関してということで、許可基準の中で幾つかピックアップしてみたんですけれども、1つは、色彩、形態が周囲の自然と調和を乱すものでないこと、それから野生動植物の生息、生育上、風致景観の維持上、重大な支障を及ぼすおそれがないもの、それから主要展望地からの展望の妨げにならないこと、山稜線を分断する等眺望の支障にならないことというような形で許可基準が示されておりました。 これ、私の個人的な感想なんですけれども、やはり漠然としていて、きちっとした基準というところにまでは至っていないかと思います。実際これ、御所市として観光のほうに力を入れていくと、特にどこどこに訪問してほしいというような観光への力の入れ方ではなしに、この御所のこの景観、景色、こういったところを楽しんでもらうというような施策が必要になってくるかなと、現実、本年の市制60周年記念事業の中でもウオーキングというような企画で、先ほど申しました葛城の道、巨勢の道、掖上の道というところです。そういった点からいっても、もう少し具体的な形で、市民の皆さんにまさに協力していただくというようなことだと思うんですが、そういった点で、何らかのメッセージ的なものを出すということはお考えになっておられますでしょうか。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) 先ほども、市長の答弁の中にもありました、そして議員のほうからも提示いただきました、宇陀市、橿原市等の事例もございます。その辺をしっかりと事例を研究しながら方向性を検討するべきと考えております。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) ありがとうございます。前向きな形での検討をお願いしたいんですけれども、この景観の保全に関しましては、方法は幾つかあるかと思います。 1つは、この景観保全全体というような形で、先ほど例に挙げました奈良市さんであったり、橿原市さんであったり、これはたしか景観行政団体というような形で、この景観のほうに特に力を入れていくということで自主的な規制をされている。もう一つは、今質問をさせていただいています太陽光発電施設、これが今、目下この観光面のところで喫緊の課題になってきているかなというところで、そこに絞って進めていく。この2つ方法があるかと思うんですけれども、有効性はどちらがあると考えられますでしょうか、市長にお答えいただければ。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 総括的な話になってしまうかなと思うんですけれども、先ほどからご議論していただいております防災上の観点、景観の問題、そして加えて農地の問題もそうなんですけれども、太陽光発電自体は、決して悪いものと断定はできないというふうに思いますが、これの、今、多分廃棄の問題もこれからかなり大きな問題になってこようかなというふうに思っております。したがいまして、一定の規制が必要だという認識は持っております。先ほどからありましたように、この防災、景観、農地の問題、全てをミックスさせた形で、一定の規制、御所市としてのあり方というのをしっかりとこれから研究をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) まさに総括的にお答えいただいたんですけれども、もう何点か、ちょっと個別の質問をさせていただきたいと思います。 続いては農政に関してなんですけれども、先ほども壇上での質問で指摘させていただきました農地転用の許可のほう、これが農業委員会、あるいは県の農業委員会のほうで審査、それから許可というふうに出てくると思うんですが、これ現状、この申請に関して、4条で出てきているのが多いのか、5条で申請が出てきているのが多いのか、そういった把握はされていますか。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) 5条申請のほうが多く出ております。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) ありがとうございます。まさに、そこが1つ課題かなと思っております。こちら、5条ということで、やはりこの太陽光発電、先ほども市長の指摘がありましたように、これが全て悪いとは私も思っておりません。全てが全て規制しなければならないというところは思っておりませんでして、ただやはり、投資目的で土地つきでこの太陽光発電施設を購入されると、それも市外の方、離れたところの方が多いという点で、今後、売電期間が終わった後に放置される、そのおそれがあるんじゃないかなというふうに思っています。 ただ、どうしても、先ほどからの議論もありましたように、この太陽光発電施設に関しての許認可、これが表に出てくるところがこの農地法上のところだけということで、ここだけで全てが解決するとは思っておりません。こういった問題に関して農業委員さんに全て責任を負わせるようなつもりも全くありません。そういった点から、先ほど市長のほうから総括的にはお答えいただきましたけれども、トータルとしてさまざまな面から考えていく必要があるかなというふうに思っております。 その、1つの手段といたしましては、やはりこの地域での合意形成というところが不可欠になってくるかなと思います。先ほど宇陀市さんの例を挙げさせていただきましたけれども、そういった形で、この市のほうから御所市のほうから地域の協力を得ながら、こういった設置のほうは進めなければいけませんよというような方針、メッセージ、そういったところを出すことに関してはどのように考えられますでしょうか。市長のほうからお願いいたします。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) これを一定規制するのはやっぱり届け出の部分と、その周りの地域住民の理解という部分が1つのフィルターになってくるかなというふうに思いますので、その辺、宇陀市さんの事例もしっかりと研究をさせていただいて、御所市のあり方を研究させていただきたいというふうに思います。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) ありがとうございます。るる、さまざまな問題点のほうを指摘させていただいたんですけれども、やはりこの市として、今、農業振興に力を入れていこう、それから観光のほうに力を入れていこうということを市長いつも、常々おっしゃっておられると思います。そういった点から、まず、現状のほうを把握していただきまして、市の中でできること、やはり県への要望あるいは国への要望、必要なところ、当然許認可の問題となってきたときには市だけでは対応し切れないというところが多々あると思います。 そのあたりをまず、整理をしていただくことも必要かと思いますが、まず何よりこの太陽光発電施設、1つ今回例に挙げさせていただいているんですが、これからこの御所が農業で頑張っていこう、観光で頑張っていこうというようなところを、しっかりと市民の皆さんに協力してもらえるような形でメッセージを発すると、そういう意味でも、この太陽光発電施設に関しての問題というのは非常に重要かというふうに考えております。そのあたり、この1つメッセージというところと、もう一度市長のほうから、この施策のほう、条例制定等も含めて前向きに考えていくというようなお答えをいただければありがたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 今回、太陽光についてご指摘をいただきました。やはり、今のうちにやらんといかんという思いを私も持った次第でございます。ご指摘の防災上、景観、農地の問題を包括的に考えて、条例制定なりの具体的なメッセージをこれからつくっていく方向で前向きに検討をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(小松久展) 1番、齋藤 聡君。 ◆1番(齋藤聡) 力強いお言葉をいただきました。ありがとうございます。前向きに検討いただきたいと思います。 先ほど、くしくも市長の答弁の中にありました、これからまさに農家の後継者問題というのも出てくると思います。これから本当に数年先、目の前の課題というふうになっておりますので、できる限りスピード感を持って対応のほうを進めていただきたいと、そういったお願いをいたしまして、私の質問を以上とさせていただきます。 ○議長(小松久展) 関連質問はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松久展) 関連質問もないようですので、1番、齋藤 聡君の一般質問を終わります。 次に、6番、池田靖幸君の発言を許します。6番、池田靖幸君。     〔6番池田議員登壇〕 ◆6番(池田靖幸) おはようございます。6番、池田靖幸でございます。ただいま議長の発言許可をいただきましたので、さきに通告しております点について質問をさせていただきます。 1点目は、御所市立の保育所の廃所、廃園についてであります。 保育所の統廃合については、8園から5園または3園、2園というふうに計画が変更されております。御所市の人口も、当初の計画予想よりも減少が進み、現在では2万6,000というふうに聞いております。計画の変更も仕方のないことだとは思いますが、市民からすれば、本当に保育所の統廃合はできるのかとの不安の声も聞こえてきています。今般、掖上保育所、戸毛保育所、葛幼稚園の廃所、廃園をする条例改正の議案が提出をされましたが、葛幼稚園は平成15年4月から休園、戸毛保育所は平成20年4月から休所、掖上保育所は平成27年4月から休所しております。なぜ、この時期に廃所、廃園をするのかお聞かせを願いたいと思います。また、廃所、廃園に当たり、どのような形で地域住民に説明をされたのかお伺いいたします。 次に、2点目でありますが、各地域で行われておりますこども食堂についてお伺いいたします。 こども食堂は、貧困家庭や孤食の子供に食事を提供する場として、また地域の交流の場として現在全国で約2,000カ所ほどこども食堂に取り組まれておられます。こうした中、運営資金やスタッフの確保など、大人の都合によって開催していたこども食堂が閉ざさざるを得ない団体等が一定程度存在していることが報じられています。御所市としては、現在、大正地区と掖上地区でこども食堂を開催しておりますが、市として何らかの支援を考えていただけないかお伺いをいたします。 以上で私の質問は終わります。答弁は自席で伺い、再質問も自席からさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 池田議員のご質問に対してご回答申し上げます。 まず、御所市立保育所の廃所、廃園についての経緯でございますが、このたび、御所市保育行政基本構想を策定いたしました。本構想は、中長期的な視点から、今後の公立教育、保育施設のあり方などを示すものとして、おおむね10年後、平成39年度の姿を目指すものとしております。その構想において、現在休所中の掖上保育所、戸毛保育所、葛幼稚園につきましては、廃止としたことから、今回御所市立保育所設置条例等の一部改正する条例を上程させていただいたところでございます。 次に、地域への説明でございますが、今回の御所市立保育所設置条例等の一部を改正する条例を上程させていただくに当たりまして、地元説明及び理解を賜ることが必要と考え、10月上旬に掖上及び葛校区代表区長へ市の考え方を説明させていただき、ご理解を賜りました。その後、11月中旬から上旬にかけ、掖上及び葛校区の各区長様へ、市の考え方を説明させていただき、ご理解をいただいたところでございます。なお、葛校区の説明につきましては、幼稚園の関係がございますので、教育委員会と連携をとりながら進めたところであります。地域によりましては、区民総会を開かれておりますので、その場面で区長様から各代表となる家の方へ、市民へご説明をされておりますし、役員の方へは、また役員の方へもご説明をしていただいております。 続きまして、こども食堂の補助についてでございますが、現在、御所市内では議員ご発言のとおり、2団体がこども食堂を開設されております。1カ所は、月1回、もう1カ所は年3回の実施でございます。市からの補助としては、高齢者の生きがい対策として、こども食堂の運営に積極的に協力いただいているチームへ、年5万円の補助をしております。こども食堂への直接的な補助ではございませんが、趣旨が合致するところから、このように扱っております。本制度を有効活用していただき、地域の福祉推進の一助になればと考えております。以上です。 ○議長(小松久展) 6番、池田靖幸君。 ◆6番(池田靖幸) 今、福祉部長から答弁をいただきました。 第5次総合計画、また御所市保育行政の基本構想で2園の認定こども園というような形での構想があります。今、説明をされたように、10月上旬、11月に自治会のほうにということでの説明がありましたが、自治会のほうでは区民大会まで開いて区民に話を聞いたところもありますが、区民総会も開かんと自治会役員だけで判断しているところもありますけれども、行政として、自治会のほうに話を持っていくというのも結構ですけれども、やはりその地域住民にちゃんとした説明、自治会にお任せしているから自治会のほうから説明をしてもらっているではなく、やっぱり行政として地域の人たちに説明がやっぱり必要ではないかなというふうに思います。それと、今、言わせてもらった3園については、休所、休園ですけれども、大正幼稚園も、現在休所中ということで、現在、今休所している公立の保育所なり幼稚園でたしか4カ所、そのうち今回3カ所が休園、休所というふうになっていますけれども、何で大正の幼稚園だけがそのまま残るかお聞かせ願えますか。 ○議長(小松久展) 秋元教育長。 ◎教育長(秋元直樹) 大正幼稚園は、その施設の中で最も新しく建てられた建物でございまして、今度その施設の利活用というものを考えていく必要がございますので、今回はその4施設の中から外させていただいているという状況でございます。 ○議長(小松久展) 6番、池田靖幸君。 ◆6番(池田靖幸) 今、教育長のほうから利活用をいうことですけれども、そうしたら、幼稚園としての利活用ですか。 ○議長(小松久展) 秋元教育長。 ◎教育長(秋元直樹) といいますより、行政で使える用途はないかというところも含めまして、また地元とも協議いたしまして考えていきたいと考えております。 ○議長(小松久展) 6番、池田靖幸君。 ◆6番(池田靖幸) そうしたら、今言うように保育園での利活用ではなかったら、一旦やっぱり、その施設については廃園して、次の利活用でというような形ではないんですが、そのままの状態で休所のまま次の何か用途に使うということはできるんでしょうか。一旦、御所市内で保育所と幼稚園の廃園、4つあって3つ廃園すると、大正はまだ施設が新しいからというんであれば、早いこと廃園をして次の形を進めていかんことには、掖上もそうでしたけれども、休所するときには、次何かというような形でまた子供たちがふえたらあけますとかいうような話で、最終的には誰も募集もしていないから来ないというような状況の中で、今回閉めるということですけれども、そのほかの戸毛にしても葛にしても、もう何十年もたってから廃所、廃園、後、利活用と言うても、もう施設自体が老朽化で使えないような状況になってから廃所、廃園です言うけれども、今、大正についてはまだ施設が新しいということでしたら、早いこと廃所、廃園をして、次の何かの施設として使うんやったら、この、今3園上がっているけれども、それと一緒に全て御所の休園している施設については廃園、廃所しますということでしたら、市としても次の段階に進んでいるんやなというふうに思いますんやけれども、大正の幼稚園だけ1つぽつんと残って、何でやろうなという思いもあるし、今、説明があったように、次の段階へ進むんであれば、同じようにちゃんとした保育施設ではなく、次の施設として使うんやったら、もう一緒に廃所、廃園になるようするのが適切ではないんかなと思いますが、その辺もう一度お聞かせ願えますか。 ○議長(小松久展) 北岡副市長。 ◎副市長(北岡一郎) 公共施設につきましては、公共施設管理計画というものも策定しまして、今まさに使っていない施設につきましては、ほかに行政で利活用するとか、あるいは地元のほうにいろいろ相談するとか、あるいは長寿命化、あるいは売却というようないろんな方法がございます。そのうち、この今申し上げている3園につきましては、既に2園につきましては後の利活用を決定しておりまして、1園につきましては、売却という方針を立てました。大正幼稚園につきましては、まさに今、どういうふうに利活用、あるいは売却、あるいは長寿命化ということをまさに今検討してございますので、結論が出ましたら早速お示ししたいというように思っております。 ○議長(小松久展) 6番、池田靖幸君。 ◆6番(池田靖幸) そういう形で、大正だけが残るということで、古いところ、老朽化している、また、危ないところから除却、潰していくというのは十分わかりますねんけれども、同じようにやっぱり4施設あって、廃園を3施設と言うと、何で大正だけがというような形にもなるんで、その辺はきっちり、やっぱり市民説明、先ほどもちょっと言いましたけれども、自治会長さんなりに説明するだけではなく、やっぱり地域住民に本当に施設を開園していくんであれば、いろいろな意見も出てくると思いますんで、その辺をしっかり説明していただきたい。 これから、2園構想ということで、いろんな形で進んでいく中で、説明会も行っていくということでありますねんけれども、その、この保育所の基本構想の中で見ていきますと、よく私ら若いときは、西御所、東御所というような形で、ちょっと葛城川を中心としながらよく言うてましたんやけれども、今回の保育所の基本構想を見ますと、御所の保育所、幼稚園については今現在、市役所隣のところにありますんやけれども、今度葛城の保育所と御所というような形で話を聞いておりますと、葛城川から全て西のほうに集中していく施設というようなことで、ここ拝見させてもらったら、弾力的な運用というような形で、まだ現在の御所の幼稚園、保育所の、そこへ建てるか、また規模も考えながらほかのところへ行く可能性もあるというようなことであると思いますんやけれども、東御所の住民からしてみれば、1つはせめて、御所小学校、中学校がありますけれども、葛城川から東のほうに建ててもらえないかなというような話も聞きますので、その辺も、この辺については弾力的にまだまだいろんな協議がされると思いますんで、その辺もひとつ頭に入れておいてもらいたいなというふうに思います。 それと、続いて、こども食堂でありますけれども、こども食堂は、先ほど坂本部長が話されたように、ほかの形での補助金があるということですけれども、現在、県では新規で新しくこども食堂を開催するに当たっての補助というのはつくられておりますけれども、継続的にするという部分では、県としては手だてがないということで、先ほども話をさせてもらったように、開催するのは割と、こんなん言うたら悪いですけれども、簡単に開催はできますけれども、継続していくとなれば、食材、また最近は食中毒、また調理している人たち、子供たちの傷害保険等、やっぱり費用が要るわけであります。 参考として、隣の大和高田市では、子供に提供する食材経費、子供1人につき上限200円、それと参加児童及びボランティア活動にかかわる大人等の傷害保険に要する費用として補助金合計で1年間に上限20万円の補助を大和高田市はされております。そういう形で、御所市にしても定期的にやっているところ、不定期的にやっているところ、ありますけれども、御所市として、そのこども食堂、まだちょっと話を聞いているのは、新しくちょっと始めたいというようなところもちらちら聞いております。そんな関係で、補助、こども食堂の補助を、大和高田市さんみたいに考えていただけないか、また上限20万円ということで、今現在2カ所まるまる補助しても40万円、何百万という金額でもないんで、それを予算の関係で検討しますというような話でもないと思うんで、ちょっとその辺で手を差し伸べてもらえれば、ほかの地域もまたそういう形で地域の交流なり、こどもの貧困、見守り等でそういう活動もできますんで、その辺ちょっと考えていただけないか、もう一回お答え願えますか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 私のほうから、先に保育所の関連で、地域への説明の部分でございますが、地域への丁寧なご説明については、区長様との連携も今とれておりますので、さらにご意見もお聞きしながら、地元説明については検討してまいりたいと考えます。 続いて、こども食堂の件でございますが、確かに、大和高田市のほうが団体補助はしておりますが、これは市からの直接補助ではなく、社会福祉協議会が5団体へ補助を出しておると認識しております。月1回、定期的にそのこども食堂が開催されており、県内の状況もリサーチしたところ、県内の自治体からの直接補助というのはないようでございました。その理由としましては、運営団体の、議員おっしゃられるとおり、衛生上の問題、食中毒、あと調理場の問題、そして昨今いろいろ複雑化しておりますアレルギー児童への対応等について、非常にちょっと課題が、ハードルが高いというふうな形で、直接的な自治体からの補助というのは、少し今は難しいような状況でございます。 この補助事業実施には、子供の貧困対策としては重要なこととは考えておりますが、さらなる研究が必要かと思っております。以上です。 ○議長(小松久展) 6番、池田靖幸君。 ◆6番(池田靖幸) 今、部長さんのほうからあったように、食中毒等のいろいろな危険性もあるということで、大和高田市さんについても社会福祉協議会を通じてということですけれども、先ほども言いましたように、やっぱりこども食堂の部分で言うていったら、やっぱり行政としても何らかの手だて、相談に乗ってもらって、先ほども部長のほうから話があったように、こども食堂、直接な補助ではなく、ほかの方法で、大正でしたら調理員が高齢者の方やからというふうな部分も含めて考えていただいているということもありますけれども、その、実際そうしたら、新たに始める若い、若いというか保護者なりそういう人たちがするに当たって、何らかの補助、できるきっかけ等をやっぱり市として考えていただければ、また、いろんな形で相談に乗りながら、ちょっと前向きにこの補助についても、今、部長のほうからちょっとなかなかしんどい話ですというような話もありますけれども、大和高田市さんみたいに社会福祉協議会を通じてということでやっているところもありますんで、その辺も御所市として各種団体を通じて、いろんな形で前向きに検討していただきたいというふうな要望を加えて、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(小松久展) 関連質問はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松久展) 関連質問もないようですので、6番、池田靖幸君の一般質問を終わります。 次に、4番、山田秀士君の発言を許します。4番、山田秀士君。     〔4番山田議員登壇〕 ◆4番(山田秀士) 4番、山田秀士でございます。ただいま議長の発言許可をいただきましたので、さきに通告してあります点について質問を行わせていただきます。 まず、1点目は、先日の新聞報道で、関西学院大学とのまちづくりにおける協定を締結されたという記事を拝読いたしました。これについて2点お伺いしたいと思います。 まず1点目、どのような分野においてどのように進めていくのか、具体的な内容説明を願います。2点目、大学と協定を交わすことで、本市としてはどのような効果を期待するのか、まずはこの2点についてお伺いしたいと思います。 次に、2点目として、要介護者や要支援者、独居高齢者の、いわゆる要援護者と言われる方の、災害発生時の避難所への移動手段についてです。東日本大震災や熊本地震では、高齢者や要介護者の逃げおくれによる被災が多く発生しました。また、本年では西日本豪雨や大阪北部地震なども発生しており、本市を見ますと大規模災害はないものの、大型台風の影響による避難情報の発令などがあります。避難情報の発令基準や避難場所等については、さきの9月定例会で一般質問をさせていただきましたので、今回はその避難場所までの移動手段や、いわゆる交通弱者、生活弱者と言われる要援護者の方々への支援策について、4点ほどお伺いしたいと思います。 1点目、高齢者、要介護者が避難をする際の移動を助ける仕組みや制度はあるのか。2点目、高齢対策課と生活安全課など、庁内の連携についてはどのようになっているのか。3点目、市役所と民生委員さんとの連携はどのように行っているのか。4点目、市役所と社会福祉協議会や民間福祉事業所との連携はどのように行っているのか、また、そのような際に発動する防災協定等はあるのか、以上4点についてご答弁のほどよろしくお願いをいたします。 壇上での質問は以上です。答弁は自席で受け、再質問も自席から行わせていただきます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) 失礼いたします。私のほうからは、本年10月12日に締結いたしました関西学院大学との連携協定についてのご質問にお答えいたします。 この協定は、関西学院大学経済学部の栗田研究所で学ぶ御所市在住の学生が、昨年から過疎指定となった本市が抱える問題や課題についての研究を深めたいとの申し出に端を発したものであり、正式に大学でも承認され、今回の連携協定の締結となりました。これまでの取り組みといたしましては、本年7月7日に設置いたしました地元住民の代表者、NPO、大学生、行政で組織されます御所市まちづくりのあり方などについての議論するため、まちづくり検討会議にも参画され、地域のコミュニティの拠点施設や、JR御所駅舎の改修、利活用についての活発なご意見をいただいております。 また、締結直後の10月20日、21日の2日間にわたり、同研究室の学生が、まず御所市中心市街地地区を対象に、現在住民が困っていること、将来どのようなまちになってほしいか、行政に何を期待しているのかなどの調査を目的に、400世帯以上を戸別訪問し、約260世帯においてアンケート調査を実施していただきました。そして、大学からは今後も御所市がさまざまな分野において抱える問題や課題の解決に向けた、各地域における実施調査や分析への取り組み及び観光資源の活用につながるイベントの企画や運営など、行政、住民とともに幅広く進めていきたいということから、これらのことを御所市全体のまちづくりに生かしていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 私のほうからは、議員お尋ねの、要介護者、要支援者、独居高齢者等の災害発生時の避難所への移動手段についてお答えいたします。 まず、1点目の移動を助ける仕組み、制度についてでございますが、避難所への避難はその都度個別対応をしております。乗降が困難な重介護度の高齢者や障害者から相談があった場合は、提携の福祉避難施設に送迎を要請しております。 次に、2点目の生活安全課と高齢対策課との連携でございますが、警報発令時、生活安全課は、市長から部長までで構成される災害対策本部の事務局としての位置づけとなりますが、同時に本部の一部分であります。災害時、警報発令時の市への電話は全て災害対策本部で受電され、内容によりどこの部署が対応するか本部で指示を決めます。高齢者等の避難支援の要請対応等は、本部から福祉部局へ指示されるシステムとなっております。また、大規模災害に備え、必要な支援については、随時、生活安全課、高齢対策課、福祉課等の福祉部局で会議を行っております。 3点目の、市と民生委員の連携でございますが、市と民生児童委員協議会との間で、災害時、警報発令時の取り決めは特にございません。地域防災計画の、要配慮者の避難誘導体制という項目の中で、民生児童委員と協力の上、本人の意思及びプライバシーの保護に留意しながら、高齢者、障害者、乳幼児等の所在等の把握に努めるとあり、それは日常の民生委員の活動として行われているものでございます。独居高齢者の情報も、民生委員協議会から入手しております。また、警報発令時、地域によっては独居高齢者の避難が必要な場合は、現場に高齢対策課の職員が赴きまして、民生児童委員と協働で独居高齢者の訪問を行い、避難の呼びかけ等も行っております。さらに、民生委員の校区代表会長会議にも出席しておりまして、校区の会長、民生委員の方とは日ごろ、日常的にいろんなことを話し合えるような関係性を築いております。このような取り組みなど、民生委員だけではなく、自治会、警察等と協働しながら、避難の促し、誘導等を行っております。 4点目の、市と社会福祉協議会や民間福祉事務所との連携についてでございますが、平成27年度に、高齢者施設7施設、障害者施設5施設、平成30年度に高齢者施設1施設と、災害時における福祉避難所の設置運営等に関する協定書を締結いたしました。市の指定避難所での滞在が困難な高齢者や障害者の受け入れをお願いしております。警報の発令が予測されるとき、事前に全ての協定施設へ受け入れの依頼の電話をしており、協力を要請しております。また、社会福祉協議会との連携については、先ほどの独居高齢者の名簿の作成にご協力いただいております。以上です。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) 多岐にわたりご答弁ありがとうございます。では、1つずつ再質問させていただきたいと思います。 1点目、関西学院大学とのまちづくり協定のところなんですけれども、2つ聞かせていただきました。内容説明と、あともう一点、本市としてどのような効果を期待するのかというところで、この2点目についてちょっとお答えいただけたのか、ちょっと聞き逃しがあったのかわかりませんので、本市としてどのような効果が期待できるのかというところについて、ちょっともう一度ご説明願いたいと思います。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) 学生さんの、市外の若い学生の目線で、御所市を分析していただくことにおきまして、新しいご提案をいただけるかなと、そういう部分を期待しております。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) 学生さんの、若い柔軟な発想を期待するというところなんですけれども、そういった発想が出てきた部分というのは、市の施策であったりとか、そういったところにどのように反映されていくんですか。先ほど、部長からお答えいただきました御所市まちづくり検討会議、こういったところで発言いただいて、政策提言をまとめていただくのか、ゼミのほうでまとめていただくのか、どういった形で市としたら受けとめるというような認識をさせてもらったらいいんでしょうか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) まちづくり検討会議の中でご意見を賜りまして、その中で職員も交えてまとめさせていただいて施策に反映していきたいと考えております。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) そうしたら、先ほどJR御所駅舎の活用であったりとか拠点づくりとか、こういった部分で今、ご意見をいただいているということかなと思うんですけれども、こういった部分について、学生さんであったりとか、若い方の意見を取り入れたものを、また市の施策として事業展開されていくというイメージで持たせてもらったらよろしいでしょうか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) そのようなイメージで結構かと思います。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) ありがとうございます。この、今どのような効果が期待できるのかというところで聞かせてもらったんですけれども、この連携協定、まちづくり協定の、最終の関西学院大学とのまちづくり協定の最終のゴールというのは市としたら、ゴールというのか目標、どこをゴールとして定めてこの活動を続けて、この展開を進めていかれるのか、ちょっと教えていただけたらと思います。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) 今年度、締結したばかりでございますので、継続的に連携のほうをつくっていきたいと思います。そして、本市の活性化に向けて、本市が抱える課題や少子高齢化、人口減少を初め、買い物困窮者などの調査分析及び観光資源の活用など、本格的な取り組みをお願いしていきたいと考えております。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) そうしたら、例えば今、企画部とかのほうで考えて、これから考えていかれるようなまちのあり方であったりとかまちづくりの部分で、今の2点だけじゃなくていろんな面にわたって、この学生の方々の意見を取り入れながら反映していきたいというような形でしょうか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) はい、そのように考えております。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) 継続的にと先ほどおっしゃったんですけれども、これは期間をいつと切って進めておられるのか、もう大学側がずっと、半永久的にやってくださるのか、このあたりは協定書の中で何か取り決めとかされているんでしょうか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) 双方に疑義が生じない限り、継続するものと考えております。 ○議長(小松久展) 市長、この問題については、ハード、ソフト面もあるし、これもう企画から紹介したらんと、やっぱり市長のほうから答弁してもらったほうがわかりやすい。東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 先ほどから、森川部長の答弁のとおりなんですけれども、このきっかけは、私もこの大学出身なんですけれども、たまたま御所市在住の関西学院の学生さんが、御所市を研究したいという発案から端を発しております。非常に積極的にいろいろな話をしていただいております中で、今回締結させていただきましたけれども、今は栗田ゼミというところだけなんですけれども、学院としては、もうオール関西学院でいろいろ継続しながら、いろんな分野でまちづくりを、フィールドワークをさせていただきたいと、これを履修しますと学生の単位にも具体的に出てくるという、割と本格的に気合いを入れてやっていただいているというイメージを持っております。 つい最近ですけれども、12月9日に日本政策学生会議というやつがあるんですけれども、そのフォーラムで、既にこのゼミでこの人たちが提言をしました「地域コミュニティを拠点にした住民主体の地域活性化、奈良県御所市を事例に」というタイトルで発表されまして、124団体中5位という、非常にレベルの高い成績を残していただいています。これにつきましては政策提言という形で、今度提出をしていただくという形になろうかと思います。 今、入っていただいています栗田ゼミさんにおかれましては、具体的に御所町の中に入っていただいて、1つがJR御所駅の地域コミュニティの拠点づくり、そしてもう一つが、今手がけていただいているのは、宝湯がございましたけれども、あの横の施設についてどういう形がいいのかというのを、住民と一緒になって検討していただいているという具体的な動きになってまいります。今後も、この提携をもとにいろんな分野でまちづくりの形に、具体的な政策として提言をいただくという予定になっております。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) 市長のほうよりご答弁いただきましてありがとうございます。 始まりが、市内の在住の学生からの申し出があって、このような今、動きになっているということで、これは本当にありがたいことかなというように思います。その中で、先ほど市長のほうがおっしゃいました、ゼミだけじゃなくてオール関学というような、学校がそのように言ってくださっているんであれば、ちょっと学校を持ってきてもらってもありがたいかなと思うんですけれども、そういうようなちょっと、市のそれこそ遊休施設、あいている施設とか使って、提供してでもそこに来てもらうような働きかけもしていただいたらいいのかなと思うんですけれども。 1点、少しお聞かせいただきたいのが、過去にもこの教育機関、大学とのまちづくり協定あったと思います。例えば奈良県立大学であったりとか畿央大学とかも、2年前とか5年前とかに、こういうような協定を結んでいると思うんですけれども、それは今現在どのようになっているのかということについて、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) 私の把握しているところでございますが、奈良県立大学につきましては、インターンシップ等の研修生の受け入れによる人材育成が目的の部分で、現在も協定は継続中であり、大学からの受け入れ要請があれば対応していくということでございます。そして、畿央大学につきましては、とりわけ地域の高齢者の健康増進と生きがいづくりを目的として、毎週金曜日にコミュニティカフェでのさまざまなイベントの企画や運営を取り組んでいただき、現在は住民が主体となって、これを継続しているような状況でございます。そして、ふだんのメニューにないような新しいイベントについては、年に数回学生さんが実施されていると聞いております。以上でございます。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) そうしたら、この奈良県立大学であったり畿央大学との連携協定というのは、今もまだ続いているという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。
    ◎企画部長(森川剛) はい、そのような認識で結構かと思います。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) 続いているのであれば、何年かたったときに、その連携の枠組みの中から続いているこの活動が、このままでいいのか見直していくのかとか、そういった検証というものをしていただきたいなというように思うんですけれども。 やりっ放しで終わるのであれば、今回せっかく関学のほうからいいご提案いただいて、いい動きができている中で、同じようなやりっ放しで終わらないかなという、懸念がすごくあるんですけれども、そういったあたり、前に続いておられるような協定とかも一旦見直す機会を設けていただいたりとか、今後これをどのように維持していくのかというのを考えていただく機会というのをとっていただきたいなというように思うんですけれども、そういったあたりいかがでしょうか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) そのような検討も随時していきたいと考えております。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) ありがとうございます。これ、行政の施策でよくあることかもしれないんですけれども、やって終わりじゃなくて、やはり1つの事業に対してどういう効果があったのか、どういうフィードバックがあったのかということをしっかりと検証をしていただきたいなというように思います。 それと、最後にこの最初に聞かせていただきました内容説明のところで、住民さんが困っていることを聞きに行ったりとか、260世帯にアンケートをとられたりとか、こういったすごく柔軟に動いていただいているなというのはすごく感じるんですけれども、ちょっとこの連携協定の枠組みから、もしかしたら少し外れるかもしれないんですけれども、今、JR御所駅と宝湯のほうで2点動いていただいているということなんですけれども、その住民さんが困っていることの中で、近鉄御所駅のところに奈良交通の切符売り場があったと思うんです。その待合所みたいなところが、先日の台風等で撤去をされました。バスとか待っておられる方が、屋根があるところで待てないというご意見を聞くことがありまして、先日、企画部のほうにもお話をさせていただきまして、奈良交通のほうと話をすると言っていただいたんですけれども、それがその後どうなったのかということと、この奈良交通さんのほうでご対応いただけないようであれば、このまちづくり協定の枠組みの中で、どういった形がいいのかというのを学生さんとかに意見を出してもらって、考えていくということはできないのかということについて、ちょっと最後にお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) 山田議員ほか、ほかの議員さんからもご指摘ございまして、奈良交通のほうに先月来より要望のほうをさせていただいております。そして先日、回答をいただいたのが、年内にちょっと復旧というのは難しいかもわからないが、年明け早々には復旧したいという回答を得ております。そういうことですので、その部分について関西学院の学生さんに考えてもらうということには、まだ及んではおりません。以上でございます。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) 奈良交通さんのほうでご対応いただけるということが一番いいことですので、そのように対応していただきたいと思います。また、そういうふうに働きかけをしていただきましてありがとうございます。感謝を申し上げます。 続きまして、2点目の、要援護者の移動手段のところについてなんですけれども、先ほど坂本部長のほうより4点についてご説明をいただきました。その中で、個別対応をしているというお答えをいただいたんですけれども、個別対応とは、具体的にどういった対応をされているのか、もう少し、ちょっと詳しく教えていただきたいです。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 要介護認定を受けていらっしゃる重介護度の方がご夫婦2人暮らしであって、避難をしたいのだけれども、どうやって行ったらいいんでしょうかという、対策本部に電話がございまして、私のほうで現在受けているサービス状況を聞かせていただいて、日常的に使われている入所型施設のほうへご連絡をとりまして、送迎のほうもまだ早い時間帯でございましたので、事業所のほうから送迎をしていただいて、複数あるんですけれども、そのようなケースが、職員が公用車で付き添って送迎用の車に一緒についていって、施設まで送り届けたり、そのようなことをしております。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) そうしたら、それは早い時間やったから福祉施設のほうがご対応いただけたということなんですけれども、その早い時間じゃない場合というのは、どのような対応になるんでしょうか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) それは、夜間になりますと施設自身も非常に体制が厳しくなります。少し遅い時間帯でございますと、施設管理者のほうから自分が送迎をするのでということでお申し出いただいたこともあります。確かに、議員おっしゃられるように、もしこれが深夜であるとするならば、それはもう市のほうで対応せざるを得ないと考えます。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) そういった事例というのは今まであったんでしょうか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 深夜に送迎をしなければいけないというケースは、今まではございません。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) ありがとうございます。一応、そうしたらそういった場合の対応できる制度といいますか、仕組みというものはあるというように認識させてもらったらいいでしょうか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 今のところはあると理解していただいて結構です。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) ありがとうございます。 続きまして、2点目、庁内の連携のところについてなんですけれども、災害対策本部からそういった、順々に連絡が回ってきてというようなところでございました。今、庁内の機構改革等が検討されておるんですけれども、これがかわったとしても、生活安全課も、高齢対策課も多分そのまま残るかなとは思うんですけれども、もしかわったとしても、担当の方がかわられたとしても、仕組みとして、しっかり連絡、伝達をしていける連絡系統はしっかりしているというような認識で大丈夫でしょうか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 災害時の要支援者体制に対する支援は、市としても重要な課題と考えておりますので、現状のまま、あるいはそれ以上に連携をとっていく姿勢でございます。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) ありがとうございます。 続きまして、民生委員さんとの連携についてなんですけれども、特段取り決め等はないというようなお答えやったんですけれども、反対にその民生委員さんのほうからこういった場合どうやって対応するのとかというような問い合わせであったりとか、ご相談というのは、そういったケースというのは今までございましたでしょうか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 今までのところは特段ございません。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) そうしたら、民生委員さんとの連携については、現状のままで特段トラブルもなく、今の仕組みを維持していくことが望ましいというように認識させてもらっておいたらよろしいでしょうか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 市内部におきまして、災害時の支援体制については協議を深めているところでございますので、その中で民生委員さんに対してお願いすることも今後は出てくるかと予想しております。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) ありがとうございます。 続きまして、民間団体との防災協定、またそういった場合の対応についてなんですけれども、先ほど、平成27年に7施設、障害者施設が5施設、平成30年のほうに1施設というような、協定を結んだというようなお話がございました。これを、その福祉施設の立地場所によって変わってくるかなと思うんですけれども、例えば校区別に分けたときに、私、この一覧というのをいただいたんですけれども、校区別に分けたときに、吐田郷のほうは今、福祉避難所としてはないのが現状なんです。ただ先日、増地区のほうに特養が1つできました。こういったところともまた連携をとっていただきたいなというように思うんですけれども、この福祉避難所の協定というのは、市から施設のほうに呼びかけてお願いしてやっているんですか。それとも、施設のほうから企業の取り組みとして市と連携をしませんかというような呼びかけをいただいているんですか。これはどちらでしょうか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 市のほうから呼びかけをさせていただきました。 また、増のほうにできました特別養護老人ホームについては、今後協定を結ぶ方向で動きます。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) ありがとうございます。できたのがまだ新しいですので、これからそのような対応をとっていただきたいなというように思います。 それと、福祉避難所ではないんですけれども、自主避難所の件で、さきの9月議会で質問させていただきました。こちらも自主避難所、吐田郷のほうがないということで、そのときには野尻部長のほうから、吐田郷のコミュニティセンターと地元関係者と協議してというのをお答えをいただいたというように思っております。先ほど議事録を確認しましたら、そうやっておっしゃっていただいておりました。その後の経過、進捗についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(小松久展) 野尻市民安全部長。 ◎市民安全部長(野尻修) 吐田郷の自主避難所につきましては、9月議会でご提言いただきましたので、校区の自治会長さんの会議に説明し、それぞれご理解をいただいたところであります。ただ、運営については、森林組合等との関係もございますので、引き続き森林組合と協議をしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) ありがとうございます。9月にご提言させていただきまして、3カ月がたちました。今、継続で協議いただいていると思うんですけれども、早急に形を整えていただきたい、福祉避難所とあわせて自主避難所のほうも形を整えていただきたいなというように思います。 それと、最後に1点なんですけれども、先ほど坂本部長のほうからいただいたご答弁の中で、福祉施設のほうから避難所までの送り迎えであったりとか、市の職員さんがそこに一緒についていったりとかというようなお話がございました。ここで、1つここはご提案なんですけれども、市のほうで今、公用車はリース契約されているのが多いと思います。そういった車両のリースをされる中で、福祉車両を1台ないし2台、リース契約されてみてはどうなのかなというように思うんですけれども、ふだんは乗用車使いしていただいて、そういった例えば車椅子の方であったりとか、足腰弱っている方が、ふだん車椅子に乗っていなくても避難の際に車椅子に乗ってもらって移動するであったりとか、市で1台、2台持っていただくことで、本市の現状を鑑みますと、やはり高齢者の方がふえてきた現状の中で、やはり対応できる体制というのはつくっておくべきじゃないのかなというように思うんですけれども、こちらもちろん、リース契約の残存期間とかいうような細かい話は出てくるかなとは思うんですけれども、そういった考え方の部分について、どのようにお考えになるのか、ちょっと市長のほうから最後お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 具体的に、その車椅子で乗れる公用車というのは、素人的に考えたら、座席を1つ簡単に外せばできるのかなと、今思っております。市としてそういうニーズも今後あろうかなというふうに思いますので、公用車で住民の方を運搬するということは、是非あるかもしれませんけれども、いざというときはそんなことも言っていられませんので、持っておくということについては少し研究をさせていただいて、いけるようであれば1台ないし2台を、公用車でそういうのを使うということも検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(小松久展) 4番、山田秀士君。 ◆4番(山田秀士) ありがとうございます。費用面で言ったら、そんなにお金のかかることではないと思います。公用車で送る是非であったりとか、そういった例えば、車椅子を乗せる訓練であったりとかそういった部分は必要なことかもしれないですけれども、やはり考え方として、市としてストックを持っておくというようなときに、どんな状況でも対応できるような体制というのは、やはりとっておいてもらうべきかなというように思いますので、今いただいたご答弁、期待しておりますので、ぜひ研究を前向きに進めていっていただきたいなと思います。以上で一般質問を終わります。 ○議長(小松久展) 関連質問はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松久展) 関連質問もないようですので、4番、山田秀士君の一般質問を終わります。 次に、2番、中谷文雄君の発言を許します。2番、中谷文雄君。     〔2番中谷議員登壇〕 ◆2番(中谷文雄) 皆さん、おはようございます。2番、中谷文雄君でございます。ただいま議長の発言許可をいただきましたので、通告しております点について質問をさせていただきます。 ことしの漢字が一字、災害の災ということで災いということが発表されました。きのうですね、発表されましたけれども、私も9月議会で質問させていただきましたけれども、防災・減災、これにつきましても再度、幅広い捉え方ではありますけれども、質問をさせていただきます。 地震や豪雨などの災害が相次いで発生している日本でございますけれども、多くの課題が浮き彫りになってきたと、このように思います。ことしの災害を教訓といたしまして、被害を最小限に抑える地域づくり、これをさらに進めていかなければならないんではないかと、このように思うわけでございます。例えば、災害と避難、この関係におきまして、台風などの災害が迫っているとき、まだ被害に遭っていないのに自宅を出て避難をするという決断、これには大きな覚悟が必要ではないか、このように思うんです。また、避難勧告が発令されても、災害の危険性がない、そういったところに住んでいるからとの理由で避難行動をとらなかった、こういう人はやはり高齢者の方に多いように思います。こうした人間の心の動き、そういったところにまで目配りをした対策、これが必要ではないかなと思います。 そこで、大阪北部地震や西日本の豪雨、または北海道で起きました胆振東部の地震、そういったことでこの起きた被害、こういったものは、我が御所市におきましてもいつ起きてもおかしくないのも現状でございます。そこから見えてきたこの御所市においての課題、そういったところを、どうぞお聞かせいただきたいなと思います。 以上で私の質問は終わります。答弁は自席で受け、再質問も自席で行わせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小松久展) 野尻市民安全部長。 ◎市民安全部長(野尻修) ご指摘のように、本年も地震や風水害など大きな災害が全国で発生しており、大きな被害をもたらしたところでございます。これらの大規模災害は、御所市においても起こり得るものであり、それに備えた対策が必要であると考えております。対策を強化しなければならないと考えます。 これらの、災害から見えてきた課題といたしましては、9月6日に発生いたしました北海道胆振東部地震におきましては、広範囲での停電が生じ、市民生活に影響を及ぼしたこと、6月の大阪北部地震におきましては、危険なブロック塀の撤去や、平成30年7月豪雨ではハザードマップの区域が浸水したにもかかわらず、その有効となるべきハザードマップの十分な周知ができていなかったことなどではなかったかと思われます。これらの課題を教訓といたしまして、停電時の避難所への誘導につきましては、来年度において避難所の目印誘導灯等の整備を行うべく計画を進めております。また、災害時の停電による住民生活への影響の大きさを鑑み、停電対策の強化と早期復旧に向けた取り組みを関西電力に対し要望し、一定改善策と本市との連携を含めた改善を図るとの報告をいただいているところでございます。 また、本市のハザードマップにつきましても、土砂災害警戒区域、特別警戒区域の周知に関しては、奈良県で調査区域の公示手続が進められており、完了を受けて来年度にこのような、防災ハザードマップを改めて作成し、全戸配布を行い、市民の方が安全に避難できるよう啓発できるよう進めてまいりたいと考えております。このほか、避難所での対応につきましては、避難される住民の視点で対応を行うこととして、市民が少しでも安心できるよう、避難所の備蓄品の充実を図り、災害対策本部と避難所の情報共有に努めるとともに、避難所に配備する食品の避難所運営マニュアルの整備と避難所運営訓練の実施、防災行政無線の検討などを行ってまいります。 また、避難所開設における反省課題など意見集約を行い、対応について検討してまいります。また、地域の防災訓練や出前講座など、市民の意見を聞く機会を積極的につくり、災害対策の充実に引き続き努めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(小松久展) 2番、中谷文雄君。 ◆2番(中谷文雄) 大きな被害におきましては、建物の倒壊がどうしても目立つから、そういったところで順番的には学校の校舎の関係とか、体育館の天井の落下とか、そういったところの防止策がどうしても先になってくるのが、当然のことになるかと思うんですけれども、簡単にできると言うと、一般家庭で、一般家庭で簡単にできるいうたら家具の転倒防止策、こういったこともしやなあかんねんけれども、なかなかできていないのが現実ではないかなと思うんです。 そこで、だから小学校、また中学校、こういったところで、防災教育、こういったことを科目というか、授業の一環としてやっていけば、またこの社会というんですか、そういったものも大きく変わってくるんではないかと思うんですけれども、その点についてはいかがでしょう。 ○議長(小松久展) 秋元教育長。 ◎教育長(秋元直樹) 学校教育の、防災教育についてご質問をいただいたかなというふうに思います。 今、現在学校での防災教育の一環としましては、市内の各小・中学校では、まず地震、火災等を想定した避難訓練を実施しております。特に地震の発生にかかわる訓練としては、市内全ての小・中学校に、緊急地震速報受信機を設置しております。緊急地震速報の報知音を活用して、関係機関とも連携しながら初期対応、初期対応は自分の身をまず守るということ、それから避難の訓練、これは安全な場所に集団で確実に避難をすると、そういう避難訓練を行っております。1つの事例としましては、本年11月3日には、名柄小学校において休日の授業参観に合わせて名柄小学校区の住民の皆様とともに、奈良県防災医師会、生活安全課のご協力をいただきまして、震度6強の地震の発生を想定した防災訓練を実施したところでございます。 また、学校における防災教育は、生涯にわたる防災対応能力の基礎を育成するために、避難訓練だけではなく、各教科、それから道徳、特別活動、あるいは総合的な学習の時間など、学校の教育活動全体を通じて体系的に行っているところでございます。今年度は、地震や台風などの自然災害が多く発生したことを受けまして、学校における防災教育を引き続き取り組んでいきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(小松久展) 2番、中谷文雄君。 ◆2番(中谷文雄) そういう形で、学校のほうでも取り組まれているということで、その生徒さんが家庭に帰ったときに、学校でこんなんあってんでと親御さんといろいろ話をする、そういった機会で、学校で、家でうがったで、この話ししたけどどうやった、こういったこともきちっと吸い上げることはされているんでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(小松久展) 秋元教育長。 ◎教育長(秋元直樹) 例えば、今申し上げました避難訓練ですとか、そういった1つの大きな行事として位置づけた場合には、学校通信であるとか、あるいは学年通信であるとかといったところから、学校から、あるいはホームページです、を通じて、家庭に発信をしております。子供たちには、きょうあった出来事を、家でも帰っておうちの方にお話ししなさいね、そういった事柄も促しはしております。 ただ、その中でどのような話し合いがなされたかと、その点について、再度学校から聞くというところまでは、具体的には進めていないところであります。以上でございます。 ○議長(小松久展) 2番、中谷文雄君。 ◆2番(中谷文雄) ありがとうございました。 ちょっと話は変わりますけれども、例えばの話になるんですけれども、役所でこの防災に関して担当されている人も、例えば去年まで全く違う部署、ここにおられた、そういう方が担当されていたというのが、ごく普通に見られることではないかなと思ったりするわけなんですけれども、仕事で防災にかかわっている人が素人同然であるというのは、やっぱり問題ではないかなというふうにも思ったりもいたします。専門性を持たない人が防災にかかわる、携わる、そういったことがあれば、何とか変えていかなければならないのではないかなというふうに思います。まずは、防災のために仕事として、中心的に活躍してもらう人を十分に育成をしていく、そういったしっかりとした整備というか、そういったことも進めていかなければならないのではないかなというふうに思います。 これは、先月なんですけれども、近鉄の生駒駅、ここである女性が線路上に倒れていたと、その方を救助した方がいらっしゃるんです、多分知っていらっしゃる方、いらっしゃると思うんですけれども、その方に、男性ですけれども、生駒警察署から感謝状が贈られたという、テレビでもやっていました。それで、その男性なんですけれども、これは生駒市役所の臨時の職員さんであったということらしいんです。その男性の判断には、ふだんの仕事、この心構えがあったそうなんです。この人、今、防災安全課ですか、そういう部署にいらっしゃる方だというようでございましたけれども、そういったふだんの心構え、これ何かあったときに、こういったことが起こったときには、実は自分はこない動こうという心構えが常にできていた、そういう思いで日々生活してますねんというインタビューに答えられておられまして、すごい人やなあというふうに思っておったんです。 今、この役所の中でも、部署の編成とかいうような話も出ております。そうなれば人も動くということもあろうかと思うんです。だから、その中で、こういう思いを持った方が、例えば1人が日々思うことで、百歩進んでいくよりも、百人が一歩進めば、もっと大きな前進した力強い部署に、また市に、なってくるんではないかなと思ったりするのですけれども、その辺について市長、お答えください。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 特に、防災・減災に関しましては、いつ起こるかわからない事案を対応するということでございますので、議員おっしゃるとおり、ふだんの心がけという部分、そしていざというときのトレーニングというのは非常に重要だというふうに思っております。本市でもシェイクアウトでありますとか、そういう訓練といいますか、やっておりますけれども、さらに全職員がそういう思いを徹底できるような啓発活動というのは続けていきたいというふうに思います。 ○議長(小松久展) 2番、中谷文雄君。 ◆2番(中谷文雄) ありがとうございました。力強いお言葉をいただきましたので納得いたしております。以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(小松久展) 関連質問はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松久展) 関連質問もないようですので、2番、中谷文雄君の一般質問を終わります。 しばらく休憩いたします。1時より再開をいたします。     午前11時44分休憩---------------------------------------     午後1時00分再開 ○議長(小松久展) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、5番、生川真也君の発言を許します。5番、生川真也君。     〔5番生川議員登壇〕 ◆5番(生川真也) 5番、日本共産党の生川真也です。ただいま議長より発言許可をいただきましたので、さきに通告しております3点について一般質問を行わせていただきます。よろしく答弁いただきますようお願いいたします。 まず最初に、有害鳥獣に対する施策について質問します。 近年、イノシシが人里近くに出没するようになり、農作物への被害が多発しています。これらの被害から農地を守るために、市は大きく2つの施策をされているとお聞きしています。1つは、個人の方が電気柵を設置するための補助金、もう一つは、自治会に対して普通の防護柵を設置するための支援ということです。まず、個人の方が電気柵を設置した場合、その要綱には補助金の上限は7万5,000円、購入材料費15万円の2分の1として、1メーター当たりの単価上限を700円とするとありますが、これをもう少し増額できないでしょうか。また、自治会に対する支援は防護材料の提供ということですが、これも誰にも理解できるように要綱か何かで文章化できないでしょうか。 次に、地域交流センターについて質問します。 本年9月から、小林の地域交流センターが供用を開始しました。この地域交流センターの設置に当たっては、平成29年3月定例会において、旧小林共同浴場を改修し、集会所機能を持たせた施設として整備しますという趣旨のもとで予算が計上され、また本年3月の定例会において、地域コミュニティの活性化に資するため、市民の地域活動及び地域住民の交流を促進する拠点となる施設として御所市地域交流センターを設置することを目的に条例が制定されました。条例制定においては、その趣旨を認めて、議会では全会一致であったと記憶しています。 さて、この地域交流センターに関して、不審なリーフレットが出回っています。御所さくらホールという名称で、いわゆるセレモニーホールの広告のようですが、場所及び外観は明らかに地域交流センターのものです。プレミアムプラン50万円から、シンプルプラン20万円からということで、営利目的であることは明らかです。このリーフレットには、社名など、さくらホールなるものの運営団体の名前も書かれておらず、受け取った人から見れば公的に運営されているものと間違われる可能性もあります。このような文書が出回っていることを市は把握しているでしょうか。葬儀会場としての使用許可申請を、市は受けているのでしょうか。ご回答をお願いいたします。 地域交流センター条例では、第5条において、営利を目的とするときは、市長は使用を許可しないものとするとなっています。このリーフレットに書かれていることが事実である場合、地域交流センターを営利目的の葬儀会場として使用することを企図していることになります。当然ながら、このリーフレットに書かれている内容は、条例に照らして認められないものと考えますが、市長の認識はいかがでしょうか。 最後に、老人憩いの家改修工事について質問します。 本年、小林の老人の憩いの家に関して、防災安全対策を目的として4度の工事が行われました。それぞれの工事の趣旨はもっともなものですが、このうち囲障整備工事と、代替倉庫設置の工事が決議書の起票日、着工日、完了日が全く重複しています。この工事の場所も同じであり、工事内容も倉庫の基礎部分が重複しています。工事の重複部分が適正に行われたのか確認はされたでしょうか。また、代替倉庫設置工事ですが、もともとのブロック構造の倉庫に危険があるということで、代替倉庫が設置されたのですが、もとの倉庫の撤去は行われてはいません。撤去の予定はどのようになっているのか、もとの倉庫の備品は適正に新しい倉庫に移されたのか、市は確認しているでしょうか。 壇上での質問は以上です。答弁は自席で伺い、再質問も自席から行わせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) 私のほうから、有害鳥獣に対する施策についてということで、補助金の関係をご説明申し上げます。 電気柵等の補助金につきましては、御所市猪防護柵設置補助金交付要綱を定めております。この要綱については、先ほど議員のほうもおっしゃられましたとおり、材料の購入費の2分の1として、15万円の2分の1、7万5,000円を上限としております。ただし、1メーター当たりの材料費の単価が700円を超える場合は、単価を700円として計算いたします。今年度も、現在50件の申請を受けており、その中で限度額を超えている申請は10件ございます。金額において、17万円から20万円程度であります。そのことから、限度額においても、近年の材料等の単価に鑑み、検討していきたいと考えます。 また、自治会に対し、鳥獣対策においては平成23年度より地元設置していただくことを前提に、ワイヤーメッシュの柵を現物支給しております。今年度の設置予定は、10自治会において6キロメートルを考えており、多くの自治会の協力を得られていることから、現段階においては、この取り組みを維持していきたいと考えております。これにつきましては、自治会単位で申請をいただいております。そのことから、一般市民皆様に、広く周知することは、設置費用、設置労力も鑑みて、現在行っておりません。以上でございます。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) 私のほうからは、地域交流センターについてのご回答をいたします。 議員ご指摘のとおり、地域交流センターは条例により、営利を目的とする使用については許可しない旨を定めております。使用許可においては、条例で定められた内容を遵守し、当該センターの管理運営を行っているところであります。 ご質問のありましたリーフレットにつきましては、それを作成された自治会から提示いただき、拝見はいたしておりますが、リーフレットに書かれている内容につきましては、自治会が作成されたものでありますので、詳細については把握できておりません。当初より、地域交流センターの使用につきましては、営利目的による使用は許可できない旨を、自治会にもご説明しているところでございます。そして、現在のところ、自治会からの使用許可申請は出ておりません。なお、本市といたしましては、地域の皆さんの公益のための利用でございましたら、地域活動及び交流の場として、当該センターを使用していただきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 私のほうからは、小林の老人憩いの家の改修工事についてご回答申し上げます。 まず、小林老人憩いの家の工事で、着工及び完了日が同一であるのは、敷地のコンクリート舗装、U字溝設置等とプレハブ倉庫の設置工事です。それぞれ別の業者が一体的に行いました。倉庫の基礎部分が重複しているのではないかとのことですが、書類を精査した限り、重複はないと認識しております。続いて、元の老人憩いの家の倉庫については、ブロック構造で老朽化しており危険性も高いと考え、撤去の方向でございます。次に、元の倉庫の備品でございますが、平成18年度末に人権同和対策課廃止に伴い、憩いの家の管理、運営、費用負担について自治会と覚書を締結しております。その内容としましては、平成19年4月より鍵の開・施錠等運営管理は自治会で行うこととなっております。したがいまして、倉庫の備品の移動については、覚書にのっとり自治会に一任のため、確認の必要性はないと考えております。以上です。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) どうもありがとうございます。まず、そんなら1つずつ答えていただきますのでよろしくお願いします。 まず、有害鳥獣に対しての施策について再質問させてもらいます。農業者からどのような相談がよくあるんか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) 農作物を荒らされるという被害でございます。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 補助金の上限を、7万5,000円という答弁がございましたけれども、もうちょっとふやすことはできないんでしょうか。私のところにもやっぱり、イノシシの被害がたくさんあって困っていると、もうちょっと補助金ふやしてくれないかという農業者からの声がたくさんございます。どないか今後、検討の余地はないでしょうか。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) 先ほども申しましたように、ことしの現在50件申請を受けている中で、10件が15万円を超えて、17万円から20万円であります。その中で最近の材料費等も上がっておることもいろいろ鑑みまして、検討をしていきたいと考えております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 引き続き、それならよろしくお願いいたします。 続きまして、地域交流センターについて再質問をさせていただきます。 このリーフレットの内容は、地域交流センターの趣旨を大きく誤解される危険のあるものと思います。発行元に対して行政指導を行って、訂正、撤回させるとともに、このリーフレットの内容が間違っていることを市として公に表明すべきではないでしょうか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) ただいまのご質問でございますが、当方から、行政からは、管理されている自治会に対しまして、こういう金額を入れると困るという指導はさせていただいております。もう一点、営利目的でないと、つまりその金額はそのまま葬式とか行われた場合は業者さんに行くということも確認しておりまして、営利目的ではないというのも確認はしております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) そうしたら、現在地域交流センターの建物の中に祭壇は設置されていますか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 自治会のほうで設置されております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) あの祭壇は幾らぐらいしますか。それと、そんな大金を自治会が出されたのですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 金額につきましては存じておりません。 もちろん、行政は一切出しておりません。
    ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 次の質問に移ります。 あの建物の名称は、小林地域交流センターですが、実際は最初から葬儀場として建設されたものではないんでしょうか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 小林地域交流センターにつきましては、目的としましては集会所でございます。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 今、部長のほうから集会所という答弁がございましたけれども、ではなぜ、設計図面の中に祭壇というのが書かれていたのですか。開示請求でいただいた図面の中でも、平面詳細図と矩計図に祭壇という文字が記入されております。これはどういうことですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 当初、以前、小林共同浴場の次の使用形態としまして葬儀場としての使い方を区のほうでやりたいということで、そういうことで市が認めて、区のほうで何度かされておった経過があります。その時点で、今の祭壇のその前、祭壇につきましても自治会で購入されて、それを再度、今の新しい改修後の施設のところに置くということが区の話で決まっておりましたので、うちはその祭壇を買うんじゃなくて、それを置くような台を当初の設計は見込んでおりましたが、実際のところはそれはもう要らないということで外しております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) そうしたら、このような地域交流センターは、小林以外にも必要と判断された場合、建設される可能性はございますか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 今回、小林地区につきましては、文化交流センター、それと児童公園と地域交流センター、3施設一体としての整備をさせていただきました。ほかの地区につきましては、私の口からは申せませんが、また地元ともいろいろ協議をしていきたいと考えております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 建設される場合があるということですが、その場合、祭壇も設置されるんですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 誤解があるようですが、御所市が設置した祭壇ではございません。 集会所につきましては、御所市補助要綱もございます。宝くじ助成もございますが、その要綱にのっとった分であれば補助することが可能であります。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 先ほど、奥田部長のほうから、祭壇とか、自治会が買われてうちは、僕は知らんというお話ですが、奥田部長、一緒に祭壇を買いに行かれたんじゃないでしょうか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 業務として、一切そういうことはございません。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 私の耳のほうには、自治会長さんと、葬儀屋さんと、副会長さんと一緒に4人でうどん食べてからジャパン唐和という祭壇屋に、一緒に奥田部長が買いに行ったという話を私は聞いておるんですが、これは事実でしょうか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 全くの事実誤認でございます。私は業務としては一切行っておりません。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 業務としては行っていないということですが、それなら休みの日に一緒に行かれたんですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 休みをとって同席をしましたが、そこだけではなくほかの場所も回っております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 奥田部長、それならジャパン唐和でのお話はどのようなお話をされて、どういう契約をされたんですか、その場で。〔「ジャパン唐和とかというのは何なんですか」と呼ぶ者あり〕ジャパン唐和というのは、祭壇を販売している会社です。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 何度も申しますが、契約等云々は一切関知しておりません。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) そうしたら、今現在、地域交流センターの看板が、御所さくらホールという名称になっていると思います。それについては今後、どのようにお考えなのかお聞かせください。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 先ほどから申していますように、正式名称は御所市地域交流センターでございます。さくらホールというのは、地元自治会が管理されるに当たって、愛称としてつけられた名前であります。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 愛称として書かれたものという答弁ですが、それは自治会が勝手に名前をつけてよろしいんですか、公の施設を。あそこにはやっぱり、地域交流センターという名前がついているので、地域交流センターと書くべきやと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) あくまでも区民の方に募集されて決まった名前と聞いております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 区民だけじゃなくて、市民全体でアンケートをとって名前を決めるべきじゃないんでしょうか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 先ほど来申しておりますが、地元自治会と管理契約を結んでおる関係上、地元の意見として愛称を募集させていただいたということでございます。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) そんなん勝手に決めてもよろしいんですか。市長、どうですか。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) この件に関しましては、私も一定の認識を持っております。 まず、リーフレットですけれども、これは私も見させていただきました。当初、自治会の方が市長、こんなええことしてん、という形で持ってこられました。明らかに、山間部である集落から下へ降りて葬式行く人、高齢者はしんどいんで、こういうええことしてんよ、ということで言われました。それで、見たら金額が入っていたので、これはまずいでしょうということで、急遽、こんなん配らんといてくれという話で、それ以後はお配りはされていないように聞いております。ポイントは何かといいますと、これは告別式等のセレモニーをされて、その収益金を自治会なり個人が収得するということがあったらいかんということがポイントやというふうに思っておりますけれども、こういうことは一切ないという主張をしておりますし、今現在も、葬儀はされていないというふうに聞いております。 名称につきましては、さくらホールという名前は、ご存じのように小林区内にあります兄川の桜をイメージして、地元のほうが愛称をもってつけられた名前だというふうに認識をしております。例えば、この隣にありますのも御所文化ホールですけれども、アザレアホールという名称で親しまれております。したがいまして、そのことについて運営管理を委託しております地元が、そういう愛称をもって名称をつけられたということについて、私は大きな問題はないというふうに認識はいたしております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 祭壇については、市は一切関与していないという答弁でございましたけれども、奥田部長、今までの経過、私に説明していただいたように、10月27日、戦没者慰霊祭の後、私に話していただいたようにここで話していただけませんか。どういう経緯であそこがこういうふうになったのか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) どういう経緯と申しますと、建設に至ったいきさつでしょうか。どういったことでしょうか。〔「どういう流れでこういう建設になったのかということです」と生川議員が呼ぶ〕 先ほど申しましたように、小林の文化交流センター、それと児童公園、地域交流センター、3施設一体として整備のうちの、最終の整備の事業でございます。集会所施設としての整備の事業であります。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) そうしたら、改めて、これは引き続きまた聞かせていただきます。 次に、老人憩いの家改修工事について再質問させていただきます。 先ほど部長のほうから、重複の工事は行われていないという答弁がございました。私、資料の開示請求でいただいた内訳明細書によりますと、倉庫の基礎の工事費が二重に計上されている疑義があります。すなわち、川村建設と請負金額324万円で契約した工事で、倉庫の基礎をつくっているものですが、このとき、直接工事費で、基礎工事費が24万4,250円計上されています。一方、その後に続く阪口建設と請負金額653万9,400円で契約した工事でも、基礎工事として70万6,720円計上されています。これは、二重計上ではないでしょうか。説明をお願いいたします。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) ただいまのご質問でございますが、土木工事と建築の工事に分けておりまして、まず川村建設のほうはベタ基礎の部分でございます。それは、U字溝から老人憩いの家までの広範囲にわたるベタ基礎でございまして、それができた上に、建築のほうとしましてプレハブのきちんとした、しっかりした基礎を、囲い等を含んでつくったものでございますので、重複するということはございません。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 竣工写真を見させていただいても、基礎工事が写真でも明確に重複しております。これはどういうことですか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) ですから、土木工事と建築の工事の違いでございまして、土木のほうでは、倉庫の一番下の部分を先ほど申しましたように、ほかの土の部分も含めて広く基礎をしておりますので、見た目には同じように見えるかもしれませんが、工事部分については明確に分離しております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 内訳明細書を見さしてもろうても、基礎部分の工事費が重複しております。ここにこういう資料がちゃんとございます。これはどういうころですか、そんなら。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) その写真も見ていただいて、あともう一つのプレハブ業者のほうのお写真のほうを見ていただいても、基礎の部分は、きちんと写真にも載っておりますし、違いはわかると認識しております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) ほな、どういうふうな見方をしたらよろしいんか教えていただけますか。どう見ても、どちらも基礎工事をしたという竣工写真の状況がここにきっちり書かれております。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) プレハブ建築のほうの、基礎の部分につきまして、お手元の写真でございましたら、そのベタ基礎の上にプレハブ業者のほうの基礎がこのようにきちんと載っておりますので、それを見ていただいたら一目瞭然だと思います。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 議長、この文書、写真とかを、一度、議長見ていただけませんか。 ○議長(小松久展) しばらく休憩いたします。     午後1時31分休憩---------------------------------------     午後1時42分再開 ○議長(小松久展) 休憩前に引き続き会議を開きます。5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 資料でいただいた竣工写真の写真を見ますと、川村建設との契約で基礎工事ができていますので、阪口建設が見積もった基礎工事について、直接工事費で70万6,720円、諸経費として消費税を含むと91万3,520円が過大に支払われていることになります。それは間違いないですか。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) この設計等に携わりました、建築住宅課もかかわっておりますので、私のほうからご説明を申し上げます。 まず、土木工事のほうの基礎でございますが、これにつきましては、土間コンクリートを打つための基礎でございます。下の部分、通称グリ石と呼ばれる石を敷いて、基礎部分をつくって、その上にワイヤーメッシュを敷きまして、コンクリートを打ちます。その部分が、基礎が含まれております。それは24万4,250円となっておると思いますが、その基礎と、建築のほうの基礎、これは建物を建てるための、立ち上がりのこの基礎の部分でございます。ろうそくの立ち上がり部分、布基礎というこの基礎の部分でございますので、全く別物でございます。そして、これは大阪北部地震の関係で、危険等もございましたので、緊急性を要しますということで、土木と建築を入札、同じ時期に契約をいたしまして、相互の連携のもとに工事を行っております。ただ、工事の内容につきましては、きっちりと線を引きまして精査しております。基礎という言葉は両方に出てきますが、土木工事、土間コンクリートの基礎の部分、下の部分です、それと建築物の建物の下の布基礎、立ち上がりの部分の基礎、この違いでございますので、一切重複はいたしておりません。以上でございます。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 竣工写真を見ますと、先ほども言いましたけれども、工事が重複しているというような形になっております。それで、内訳明細書、阪口建設が行ったものと川村建設が行ったものと、この内訳明細書を見ても重複していると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) 明細書を見ていただいたほうがわかると思います。基本的に、土間コンクリート工の中の基礎と、建物の基礎工事という項目が全く別のものでございます。ただ、写真として両方、土間コンクリートの部分に建物の基礎、写っておる、これは緊急性を要するために、同時期の発注工事となりまして、出会い丁場の中で調整をした中で工事を行っておりますので、土間コンが打たれた上に基礎が見えておる、これが写っておるというのは、起こり得ることでございます。 ○議長(小松久展) 先ほど、見てくれ言われて見さしてもうたのが、全く今、部長の言われたとおりなんです。これは、皆さんが6月議会の終わりでしたかな、この大阪の北部に大きな、高槻でも犠牲者が、子供の犠牲者が亡くなって、ほんまに痛ましい事故があったということで、緊急性があるということで議会から直ちに学校関係で御所全般にかけて調査せいということで、緊急調査をされた、それに、危ない、危険やいうことの認識で、直ちに手を差し伸べやなあかんということで、これ補正やったんか、その当時の、〔「予備費」と呼ぶ者あり〕その当時予備費を流用して出資して、直ちに工事に移ったというんで、これはもう議会の強い要望で進めたというのも、生川議員も思い出してもらったらわかるはずなんですけれども、その当時、教育長も叱られたしね、総務部長も福祉部長らも大変、議会に怒られましたわ。 その当時、直ちに進めますいうことで同時発注をしたんだと、建築と土木というのは、ちゃんと土木工事できれいになった部分の上に、建売と一緒なんです、上、家建てるときには、ろうそくの基礎をしますやんか。ですから、土木工事の跡地の上に、建築物を基礎していっているというのが、確認をしております。そこらについては、我々も強く、スピードをもって進めよということでされたことやから。その辺については、そこらはちょっと理解してあげてください。別もんであるということは私も確認をしております。5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 今、議長のほうから説明いただきましたが、この竣工写真を見ても、どうしても重複しているとしか思いません。それで、最初に川村建設が工事を竣工写真で見ますと、ちゃんと仮枠までして、コンクリート流して、プレハブの基礎工事まで行われている写真がきっちり載っております。その次に、阪口建設が行った工事では、コンクリの上に積み出してから仮枠してコンクリを流したという写真が載っております。これはどういうふうに理解したらよろしいか、わかるように説明をお願いします。 ○議長(小松久展) ちょっと待って。今、見せてもうた写真以外に、例えば川村建設が建築物の基礎コンまで打っているというものがあるというんやから、それはあるんですか。〔「確認ちゃんとしております。資料もちゃんとございます。議長、1回議長、見てもらうことできますか」と生川議員が呼ぶ〕 しばらく休憩いたします。2時より再開をいたします。     午後1時50分休憩---------------------------------------     午後2時18分再開 ○議長(小松久展) 休憩前に引き続き会議を開きます。崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) 先ほどは失礼をいたしました。ちょっと確認不足もございまして、しっかりと確認をしてまいりました。 まず、生川議員のおっしゃられております写真についてでございます。これは、先ほど議長のほうからも説明いただきましたように、大阪北部地震によります危険なものの対応という形で、早急に必要ということで、建築、土木同時発注となっております。その中で、土間コンクリート、地盤の補強という形で土間コンクリートの工事を土木で発注いたしました。そしてそこに、ブロック、倉庫の建てかえという形で、建築として発注しております。ここに、写真が重複しておるというふうにご指摘をいただきました。この、写真につきまして確認をいたしましたところ、まず、土木工事で土間コンクリートを打ちます、それでコンクリート工事を全部やっていく中で、出会い丁場となっておる状況から、建築業者が土木業者のほうに基礎部分を下請に出した状況でございます。その中で、担当課のほう、建築住宅課のほうで担当しておりませんでしたので、何分素人なもんで、写真の整理等が誤りがございました。深くおわびを申し上げます。 実際、内訳書等確認いたしましたところ、生川議員のおっしゃられます土木工事のほうの基礎工事、これにつきましては、横の擁壁に鉄筋をつけましてワイヤーメッシュを入れる、そういったもので、24万4,000円、そして立ち上がり部分については建築部分で、70万6,000円でしたか、になっております。全く別物でございますので、その辺でご理解をお願いいたします。以上でございます。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) わかりました。またこれは、引き続き川本議員からも再質問あると思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 それと、老人憩いの家の、危険やいうブロック塀の倉庫に関しては、いつ撤去されるのか具体的にお答えいただけますか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 現在、ブロック倉庫のほうは閉鎖しておりまして、撤去については地元と調整中でございまして、もうしばらく時間がかかるかと思います。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 具体的に、いつされますか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 区長さんの意見もございますので、この場面では何月ごろということはちょっと申し上げにくいんですが、年度内には撤去する方向です。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) それでは、ブロック塀の倉庫に関しては危険があるということで、できるだけ早急に撤去のほうをよろしくお願いいたします。 それとあと、プレハブ工事に関してなんですけれども、総合計の金額を見ますと650万円くらいの金額になっていると思います。プレハブは、定価では220万円ほどのプレハブや思いますねんけれども、これはちょっと、すごく高いという認識でおるんですが、説明を細かくいただけないでしょうか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 大きさもさることながら、使い勝手のいいようにということで、地元のほうから窓の位置とかあと換気扇等いろんなものを入れますので、その辺の配慮をしたのと、あと照明等についても、いろいろ必要最小限というわけにはいきませんので、その辺で経費がかさんだものかと思います。それと、地震に備えておりますので、きっちりとしたものをつくったという経過がございます。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 坂本部長、それなら、3倍も値段が上がるんですか。これはどう見ても高過ぎると私は思うんですがいかがでしょうか。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) おっしゃられておりますプレハブ単体の価格自体が252万円でございます。これはプレハブを販売される価格でございます。これを設置するに当たりまして基礎も全部必要ですし、うちづくりも全部必要になってきます。そういった中、そこに経費も乗ってきますので、そういった中で計算しましてこの金額に積み上がってきております。以上でございます。
    ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 650万円ぐらいという金額ですけれども、これは入札は行われましたか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 先ほども申し上げましたように、大阪北部地震の危険性も指摘されておりましたので、緊急性がございましたから、随意契約で実施しております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 危険なブロック構造の、倉庫が危険やいうことで緊急性を要して新しい倉庫を建てられたと思うんですけれども、これ何が緊急性ですか、ご説明ください。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 老人憩いの家の周辺には、南部と、南側と東側に20メーター以上の擁壁がございました、ブロックの。〔「もう一度」の声あり〕 高さ1.5メーターの、老人憩いの家の南側と東側に、ブロック塀がずっと囲われているような状況でございました。それと倉庫のほうがございまして、まず第一の目的はそのブロック塀の撤去から始まったところでございます。それに付随したような形で、一体的に工事を行わせていただきました。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 坂本部長、皆さんがわかるように一から順番に説明いただけますか。一番最初は外側の擁壁のブロック塀からの工事から始まったと思います。順番に、ちょっと皆さんがわかるように説明いただけますか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 第一義的には、おっしゃるとおりに、ブロック塀の撤去に始まりましたが、あとそれと付随しますブロックの倉庫のほうがございます。そして、フェンスを建てますので、その下のところにU字溝をつくる必要性がございまして、それと建てかえのプレハブの倉庫を建てた次第です。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) あの新しい倉庫は何のための倉庫なのか。あれは防災倉庫ですか。どういう認識で私持ったらよろしいでしょうか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 自治会からの要望といたしまして、旧来の倉庫にございます炊き出し用の鍋や釜、あるいはイベント時の老人がかかわるイベント時の長机等を保管するような倉庫と聞いておりまして、それらを移すためのプレハブ倉庫でございます。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 現在、新しく設置された倉庫の中は、現在何が入っておるかご存じでしょうか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 先ほども申しましたように、地元との協定で、一切の施設の管理については区に任せておりますので、中身の確認等はしておりません。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 私が聞いておるのは、棺桶とかそういうのが今入っておるというようなことを聞いております。しっかり、市が建てたものであるんならば、しっかり中身の確認をしていただきたいと思うんですがどうでしょうか。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 平成19年4月に締結されました締結書によって、運営管理は自治会で行うこととなっておりますので、内容等につきましては一定、確認等は市のほうでさせていただいてもいいかとは思いますけれども、覚書にのっとった形で、自治会に一応一任のため、その辺はまた検討してまいりたいと思います。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 市が建てたものを私物化してもよろしいんでしょうか、自治会が。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 市が建てたものではございますが、区の共益のためでございますし、あと何よりも、老人憩いの家というのは老人福祉のためでございますので、私物化という言葉は少し適当ではないかと思います。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 次の質問に移ります。 この代替倉庫は、基礎を有するもののため建築確認が必要なはずです。確認している限りでは、建築確認の書類がございません。建築確認は行われたのかご回答をお願いいたします。 ○議長(小松久展) 坂本福祉部長。 ◎福祉部長(坂本泉) 建築確認はしていないと思います。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) それでは違反建築ではないんでしょうか。これは問題にはならないんですか。お答えください。 ○議長(小松久展) 崎山環境建設部長。 ◎環境建設部長(崎山富藏) 建築確認が必要な物件と思われますので、とるように指導していきます。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) 市長は、今までの関連の流れをお聞きされてどのようにお考えですか。よろしくお願いします。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 正直、ずっと聞いておりまして、私は、あの施設については公益性を持って使っていただいているものだというふうに思っております。その建築確認等については、ちょっと私も存じ上げませんでしたけれども、是正すべきところがあればしっかりと是正をさせていただきたい、そして契約あるいは要綱に基づいて今後もしっかりと指導もさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(小松久展) 5番、生川真也君。 ◆5番(生川真也) それなら、私からの質問は終わります。引き続き、川本議員から関連質問があると思いますので、どうかよろしくお願いします。 ○議長(小松久展) 関連質問はございませんか。3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 今、ずっとやりとりを聞いていて、もう少し確認したいことがございますので、質問させていただきます。 まず最初に、奥田総務部長のお話に矛盾があると思います。最初、初めから自治会が、その祭壇については購入されていたとおっしゃったわけですけれども、これは間違いですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 私が申しましたのは、今現在ある自治会で買われた祭壇の前に自治会が所有しておられたということでございます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) そうしたら、前の祭壇のことをおっしゃっていたということですね。 それで、業務としてではないけれども、自治会長も含めて、ジャパン唐和という祭壇を売っている会社に行かれたということですけれども、それは間違いないですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) そのジャパン云々プラス、ほかの施設も見学といいますか、という誘いがありまして、私は休みをとって同席したということでございます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) なぜ、一緒に行かれたのですか。自治会に任すということではないのですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 要請というか、一緒に行かないかというのがありまして、休みをとって同席するのは別にやぶさかでないというふうに考えました。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 業務ではないのに、年休をとってまで行かれたということで、それは何月何日のことですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 今現在、はっきりした日にちはちょっと持ち合わせておりませんので、また確認させてもらいます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) ちょっと、後で確認ということですので、それについては後で確認させていただきたいと思います。 それで、御所市の地域交流センター条例施行規則というのがあります。これは、平成30年5月21日に定められたものですが、その第4条に、地域交流センターに所長を置くということになっています。所長は置かれていますか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) はい。私どもの企画政策課長が所長となっております。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) その所長というのは、通常はその建物の中におられると思うんですけれども、そうではないのですか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) 通常は、役所のほうで在駐しておりまして、施設には常駐はいたしておりません。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) ちょっと声、できるだけ大きくしゃべってください。ちょっと聞きにくいですので、よろしくお願いしたいと思います。 同時に、御所市と小林自治会で、平成30年9月1日付で運営業務委託契約書というのを締結されています。その委託料として月2万円、今年度については14万円を委託するということですけれども、それは間違いないですか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) はい。おっしゃるとおりでございます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 御所市には、自治会はたくさんあると思います。それぞれ自治会館を持って、日常の維持管理等されているわけですけれども、どうしてそこにだけ14万円、今年度に関して、委託料を出されているんですか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) センターの内部及び外部の清掃等々、地元の自治会にお願いしているところでございます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 今の説明は全く理解できません。と申しますのも、どこの自治会でも、内部の清掃や維持管理はされています。どうしてその差があるんですか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) この施設につきましては、市の地域交流センターでございます。私ども本庁にいてますので、管理運営のほうはできませんので、地元の自治会のほうにご協力を賜って管理運営していただいているような状況でございます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) その、施行規則がこの5月21日に定められて、その数カ月後にもう委託契約というようなことで、随分任せっ切りというか、市は何も知りませんよという、そんな状況に今なっていませんか。 ○議長(小松久展) 森川企画部長。 ◎企画部長(森川剛) そのようなことはございません。逐次、担当のほうも現場確認をしておりまして、地元からもいろいろと情報というか、連絡のほうもいただいているような状況でございます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) この問題については、非常に、地域交流センターといいながら、図面に祭壇というようなことが書かれていたり、非常に、最初から、初めからそういうありきの計画ではないのかという、そういう疑義があるんですが、それについてはいかがですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 先ほど、生川議員の質問に答えましたように、以前、区の所有で古い祭壇はあったと、その工事の打ち合わせの前年ですけれども、中で、それを置くような台というのを設置するということで話が、それで当初の設計にはそれが盛り込まれておるということでございます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 何か、全くわからない理由だと思います。発注された図面に祭壇と書いているんです。それは、今おっしゃったこととは全然関係ないんじゃないですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 設計、見積書、内訳書にも、祭壇の台しか計上しておりませんので確認していただきたいと思います。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 祭壇の台はあるということを、今お認めになりました。 それは、そのことを最初から、祭壇を置くということで計画されていたと、こういうことですね。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 地域交流センターの用途として、葬式もできるという使い方の一つとしてそういうのがあると、しかしながらそれ専用ではございません。そのために移動式の台を設置してあるということでございます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 開示請求させていただきました資料の中に、竣工写真がありました。その写真を見ても、その部屋の祭壇の部分だけ写真がないです。3面の面はいろいろ写真があります。しかし、こっちのほうは写真がない、これはどうしてですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) あくまで、祭壇、今現在置いてある祭壇は、御所市の工事には入っておりませんので、御所市の工事である竣工写真にはその写りがないと、でご理解いただきたいと思います。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 写真写す段階で、既にもう設置があったということですか。
    ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 写真を写す段階では設置はございません。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) じゃ、いつ設置されたんですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 詳細は存じていませんが、うちの工事、引き渡し後と聞いております。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 今の説明では、じゃ、一体いつに設置されたのか、竣工写真のときになぜその部分、おっしゃる基礎部分、基礎というか台の部分だけを含めた写真がなかったのか、それは理解できないと思いますが、もう一度説明をお願いします。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 竣工時には、祭壇はございません。ですので、その写り込みがないと。台についてはちょっと確認しておりませんが、確かに工事には入っております。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 写真に、普通、竣工写真というのは、一応いろんな角度から写真つけるもんですよね。そこの写真がないのはどうしてなんですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) おっしゃっておられるのは、玄関から入って正面の部分でしょうか。〔「そうです」と川本議員が呼ぶ〕私はあると認識しておりましたが、確認させてもらいます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) じゃ、開示していただいたのは全てじゃないと、ほかにもあるということですか。 ○議長(小松久展) 奥田総務部長。 ◎総務部長(奥田公夫) 私、今現在担当でございませんので、開示前の書類の確認は、実はいたしておりませんので、確認させてもらいます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 非常に、客観的に見て疑義が多いです。先ほどの倉庫の中身についても、そこは自治会にお任せしているからわかりませんと、ただ、見に行くことはできますよという回答でした。じゃ、この際、実態はどうなのかということで、一度、この御所市議会として現地を訪問することが必要だと思いますけれども、市長、そのことを同意していただけますか。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 議会でそういうふうにされるということは、議会でお決めいただいて結構かなというふうに思いますけれども、疑義があるというご発言でございましたけれども、私の立場でそういうことはないと信じておりますし、先ほどのご質問の中でも、自治会に委託料を払うという例は、実はほかにもございます。市の所有物についてそういうことをやっておりますので、至って、その疑義があるというふうには認識はいたしておりません。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 先ほどから、保留の部分がございます。祭壇をいつ入れたのか、これについては再度調べていただくということでしたし、お休み、年休をとって行かれた日も、これ後で確認するということでございました。 本当に、市民の方もあれは市がつくったものなのかというふうな認識を持っておられる方もおられます。現状では、非常に混乱しているという状況でございますので、市としてのスタンス、あくまでも地域交流センターなんだということを、もう少し市民にわかりやすく説明なり広報していただくことができますか。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) あれができ上がったときに、市民の皆さんに広報したかしていないか、ちょっと私も今、記憶がございませんので、いずれにしても議会のほうでこういう話になっておりますので、何らかの形で広報、あるいは発信をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 今、市長から広報、発信するということでございました。 そして、先ほど市長のご答弁の中に、建築確認に関して、現時点では建築確認をとっていないということで、建築基準法第6条に反するわけです。現時点では違反建築ということでございます。それを是正しますよというご答弁をいただきました。その時に、指導もさせていただくというふうなことを市長、おっしゃいましたけれども、これは指導ではないでしょう。まさに市長自身のスタンス、姿勢が問われているということではないのですか。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 私が建築確認をするわけではございません。部下に指導して、建築確認をするということでございます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 第三者の方が、そういうふうにしなさいというのがいわゆる指導だと思います。市長自身はまさに当事者でございますので、そんな指導させていただくというような、そういう立場じゃないと思いますけれども、もう一度お願いします。 ○議長(小松久展) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 指導という言葉がまずければ、それは指示という形で訂正をさせていただきます。 ○議長(小松久展) 3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 指示であれば、理解できます。指導というのがどうも納得できないということで一言つけ加えさせていただきました。 いずれにいたしましても、書類的に一部分開示をいただいていない写真があるとか、非常に不自然なところが幾つかあります。なので、私は、これは議会で決めたらという市長の言葉でしたけれども、一度現地を見て、実態がどうなっているのか、これを皆さんに諮っていただけたらと思います。 ○議長(小松久展) 今議会中に、休会中もあることやさかいに、不備のある写真等々においては議会に提出をしてもらえますか。よろしいですか。〔「はい」と呼ぶ者あり〕3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) ありがとうございます。まだ、時間がありますので、今申し上げましたことも含めて、生川議員が述べた疑問も含めて、ぜひもう少し具体的な説明もお願いしたいと思います。基礎につきましても、今、写真が入れ間違えていたんだとおっしゃっていましたけれども、きっちり最終形について、クラッシャーの下にコンクリートがあるんだけれども、それが見えないというふうなことでございましたので、その写真も含めて、もう少しなるほどなとわかるような資料を提出願いたいと思います。 ○議長(小松久展) 今言われた内容等においては、使用目的要綱とか、そして不備な写真等々、またプレハブ等々においての建築確認、プレハブでも建築確認要らんやつと要るやつとあるはずやけれども、そこらのことをちゃんと議会休会中でも資料提出できますか。〔「はい」と呼ぶ者あり〕よろしいですか。3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) ありがとうございます。今、議長にも口添えしていただきましたけれども、ぜひ資料の提出、早急にお願いしたいと思います。現地訪問についても、この期間に行くということは可能でしょうか。 ○議長(小松久展) それは、問題等々があれば可能ですし、資料提出後に我々も認識した上で現地へ行くということでよろしいですか。ほかに、よろしいですか。3番、川本雅樹君。 ◆3番(川本雅樹) 今、幾つか、前後するような質問もございましたけれども、いずれにしましても、今、御所市政が、本当に市民本位の、風通しのいい、そういう市政を今目指している、そういった中で、こういった問題についても、資料も含めて市民に納得できるような説明をしていく必要があるかと思います。そういう立場で質問もさせていただきました。 どうぞ、よろしくお願いしたいと思います。これで、質問を終わります。 ○議長(小松久展) 関連質問はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松久展) 関連質問もないようですので、5番、生川真也君の一般質問を終わります。--------------------------------------- ○議長(小松久展) 本日で一般質問は全て終了いたしましたので、会議を閉じることにいたします。 お諮りいたします。明14日から16日までの3日間を休会し、12月17日に本会議を再開いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松久展) ご異議なしと認めます。よって、明14日から16日までの3日間を休会し、12月17日、本会議を再開することに決しました。 本日はこれにて散会いたします。     午後2時53分散会---------------------------------------...